詩 山田亮太(TOLTA)

Poetry Ryouta Yamada(TOLTA)

アトムログ10



ボールをにぎる手 あくしゅする手
7びょうにひとりの 手をにぎる
ひきがねをひく手 とうひょうする手
にほんでさいしょの よるのやきゅう
テントをたてる手 ちまみれの手
じゃんけんする手
やきゅうしょうねんの ゆめだった
横浜スタジアム きみのまえで
ほふくぜんしんする ぼくの
からだについた きずも よごれも
すぐにぴかぴかになって きえてしまう
アメリカの きれいな ベースボール
あなたの からだに ぼくがのりうつる
あしたは きっと ばかみたいに あかるい
かたい バスにのって あの
こなごなになった ばくだんを
あなを きこえるように べつの あしで
かならず バイバイって あいさつして
くるう ばとうする あやまる けす
ばいきんは あかくなって かえりたくなって
ぼろぼろの あつい きいろい ぼくの
あなたの からだ
びっくり
ああ これは ぼんやりとした
あいです きずなです ぼうりょくです
あっ かん べー
あくしゅする手 きずだらけの手 ボールをなげる手

短歌 斉藤齋藤

Tanka Saitou Saitou


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